子供だってアジャイル 〜2022年度冬休み編〜
ソフトウェア開発ではアジャイル開発プロセスというものがあります。ただの手法のことと思われがちですが真に大事なのはマインドで・・・と語ると止まらないうんちくがありますが、それはまたの機会にします。
ここでは、この手法を使って、子供の自主的にやり切る力や、計画的に進める力を育むことに応用しようと考えてトライしていることを共有します。
ターゲットは、自分も子供の頃に苦しんだ難敵「夏休み・冬休みの宿題」です。
カンバン
アジャイルでは、何はともあれタスク管理を「カンバン」で行って状況を見える化するところから始まります。 カンバンでは、全てのタスクを一つ一つ付箋に書き出して貼り出します。終わったらそれを移動させていき、あとどれだけやれば終わるかがすぐにわかります。 これを自分でできるようになれば、日々やりがいを感じながら、自分のペースで宿題ができる子になるに違いないと信じ、1年生からステップを踏んで進めてきたことで、今季の冬休みでかなり形になりました。
進め方
うちの上の子はこんなステップで進めてみたらついて来てくれました。
- ステップ1:1年生の夏休み
- 親が、全ての宿題を30分ぐらいでできそうな量に分割して付箋に書き出す
- 親が、模造紙に「Plan」「Do」「Done」と書きカンバンボードを作成。全ての付箋を「Plan」に貼り付け
- 親が、今日やる宿題を子供と話し合って付箋を「Do」に移し、終わったら「Done」に移すのだよと教える
- ステップ2:1年生の冬休み
- 親が、1ページ1タスクとなるように付箋に書き出す。1ページを終わらせるために別途やること(本を読むとか)を別の付箋に書き出す
- 親が、大きなホワイトボードに「Plan」「Do」「Done」と書きカンバンボードを作成。全ての付箋を「Plan」に貼り付け
※模造紙で丁寧にボードを作るよりもホワイトボードでさっと作ってしまう方が親の負担も減ると考えました - 子供が、今日やる宿題の付箋を「Do」に移し、終わったら「Done」に移す。忘れていたら親がフォローする
- ステップ3:2年生の夏休み
- 子が、1ページ1タスクとなるように付箋に書き出す。1ページを終わらせるために別途やること(本を読むとか)を別の付箋に書き出せるように親がフォローする
- 親が、大きなホワイトボードに「Plan」「Do」「Done」と書きカンバンボードを作成。全ての付箋を「Plan」に貼り付け
- 子供が、今日やる宿題の付箋を「Do」に移し、終わったら「Done」に移す。忘れていたら親がフォローする
- ステップ4:2年生の冬休み
- 子が、1ページ1タスクとなるように付箋に書き出す。1ページを終わらせるために別途やること(本を読むとか)を別の付箋に書き出せるように親がフォローする
- 子が、普段の宿題を1(体感で15分程度らしい)としたときに、それぞれのタスク(付箋)を終わらせるのにかかる工数を付箋に追記
※「ストーリーポイント」という相対見積もりをする手法。子供が掛け算を習ったので概念を理解できるようになりました - 親が、大きなホワイトボードに「Plan」「Do」「Done」と書きカンバンボードを作成。全ての付箋を「Plan」に貼り付け
- 親が、ストーリーポイントを合計し、ホワイトボードにバーンダウンチャートを作成。子供に、終わったタスクのポイントをチャートにプロットしていこうと教える
- 子供が、今日やる宿題の付箋を「Do」に移し、終わったら「Done」に移す。1日の終わりにバーンダウンチャートを更新する
状況
今回初めてストーリーポイントとバーンダウンを使ってみました。グラフの点線より上に来たら休み中に宿題が終わらないかもしれないよと教えてあげたら、日々どれぐらいの量をやらなかきゃいけないかがわかってやりやすかったようです。
計画時のカンバンボードです。
ストーリーポイントが「①〜②」となっているのは難易度がわからなかったからと子供自らが工夫して書いたものです。見積もりは大き方を採用して安全サイドに倒して考えるようにしました。
始めてすぐに漏れている物や見積もりがあまい物がわかって総量が増えました(バーンアップ)。ただ、初日にすごい勢いでこなしたのが幸いして最後まで遅れることなくやりきってくれました。
冬休みは夏休みと比べると期間が短いのに家族イベントが盛りだくさんなので宿題を進めるのは大変ですが、本当によくやれたと感心しています。
終わった後に「ストーリーポイントの見積もりはどうだった?」と聞いたら、「大体あっていたと思う」とのこと。なかなかできる子です。
KPTT
Keep
- 夏休み、冬休みで続くけてきたアジャイル型の宿題管理がかなり形になってきて、子供自ら動けるようになってきた
Problem
- バーンダウンチャートが雑
- 今回の休みは実家に帰省して過ごしたのでカンバンボードのホワイトボードを車で運びました。デジタル化したいところだけど、すぐに開ける状況を作れるかどうか・・・
Try
- バーンダウンチャートをもう少し丁寧に作ってあげよう。方眼用紙にしようかな。
Thanks
P.S.
名古屋市では「なつやすみのせいかつ」「ふゆやすみのせいかつ」という小冊子1冊をやることが宿題になっています。
娘がマイクラはじめました
はじめに
娘がマイクラをはじめました。
私は10年前にスマホアプリ版をプレイして、こんな時間のかかるものやってられるかと匙を投げた人です。
最近の小学生はみんなやっているらしく、子供のためにフォローをしてあげることにしました。
まずはSwitch版マイクラでオンラインプレイ・マルチプレイができるようになるためのアカウント設定をしてみました。
前提
- 誕生日プレゼントにSwitch版マインクラフトを購入
- 親のMicrosoftアカウントあり
- Swicthのみまもり設定済み
- 子供のSwitchオンラインアカウントあり
手順
- 親のXboxアカウント作成する
- 親のMicrosoftアカウントから子供のMicrosoftアカウントを作成する
- Switchでマインクラフトを立ち上げる
- [Microsoftアカウントでサインイン]ボタンをタップする
→ QRコード/URL/パスコードが表示される ※Switchは待機状態 - スマホでQRコードを読み取り、子供のMicrosoftアカウントでログインする
→ iPhone&SafariだとOAuthのダウンロードから先に進まない - パソコンにURLとパスコードを入力し、子供のMicrosoftアカウントでログインする
→ アカウントが連携されSwitch画面が遷移 - マインクラフトを閉じる
- 親のXboxアカウントにログインすると、[プロフィール]-[プライバシー設定]-[プライバシーとオンラインの安心設定]に子供のアカウントも表示される
- 子供のアカウントの[Xbox Series X|S、Xbox One、Windows 10 デバイス オンライン セーフティ]で以下を[許可]に設定する
追伸:2022.10.02
実際にフレンドを招待したり、フレンドのところへ遊びに行ってというのやっていての気づきを追記します。
Switch版同士で遊ぶ場合のフレンド登録
Switch版同士だとXboxアカウントは不要だったらしい- Switchで左上のユーザーアイコンをタップする
- [フレンド追加]でフレンドコードなどでフレンドを追加する
世界に招待するために世界ごとに必要な設定
KPTT
Keep
Probrem
- 各種アカウントの登録と設定に2時間ぐらい費やしてしまった
- iPhoneでアカウント連携ができなかったのが謎
- 子供のSwitchへの依存がまた高まってしまった
Try
- マイクラについて調べたことはまとめておこう
- Switchのみまもり設定の[1日にあそぶ時間]を見直そう
Thanks
- 先人の皆さんの手順を参考にさせてもらいました。ありがとうございます。